遠山の目付
春に進級した子どもたち。
コロナで稽古ができなかった時期もありましたが、学校施設も解放となり毎週元気に稽古に励んでいます。
稽古終わりに先生方が色々な話をしてくださいます。
先日は遠山の目付について触れられていました。
近距離での攻防戦の中、どうしても視野が狭くなってしまいがちですが、遠くの山を見るように相手の全体を捉えることで、相手の動きを目で見て感じたり気持的にも余裕が出てきます。
言葉ではわかっているつもりでも難しいなと感じます。
打ち続けるほど、ハッと思うと自分の視野が狭くなっているのに気づくことがあるからです。
体だけが必死だとどんどん周りが見えなくなって、いい打ちができません。
沢山打つから一生懸命、沢山動くから頑張っているではなく、周りをよく見て集中し気持ちで打つ、体だけではなく心も一体となった剣道を求めて行きたいなと思いました。
剣道用語には実生活でも肝に据えておきたい言葉が沢山あります。
遠山の目付。
生きることに必死になりすぎて周りが見えなくなると、自分が行くべき時を見失ったり、留まるべき時をがむしゃらに進んでしまったりということがある気がします。
いつも意識して全体を見ることで、落ち着いて判断しチャンスを逃さない。剣道用語から沢山良いものを吸収し人生を豊かにしていきたいものです。
さて、6月は津久井の春季剣道大会や相模原市の剣道大会があります。
子どもたちは試合に向けて技を磨きながら、毎週真剣に稽古に取り組んでいます。
少ない人数で、また気温も上がってきて稽古が大変だなと思う日もあるかと思いますが、一回の稽古で一歩づつ成長していく子どもたちを見てとても嬉しく思います。
試合は勝ち負けを競うものですが、試合だけじゃなく自分に負けない気持ちを培い続けてほしいなと思います。
6月から新しくメンバーが増えました。
人数が少ないので、先生がマンツーマンで教えてくださっています。子どもは吸収も成長も早いのであっという間に防具をつけてみんなと肩を並べるようになると思いますが、今ひとつづつ教わりながら一生懸命やっている姿はなんだかほっこりします。
自分の生きる道にプラスになることが沢山詰まった剣道を、沢山の子どもたちに是非とも楽しんでもらえるよう、城山剣友会は見学・体験いつでも大歓迎です1
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