気持ち
本日の稽古。
到着するとすでに準備を終えた子達が、先生に細かい癖や技を教えてもらっている姿がありました。
開始前から沸き立つ向上心に先生方が丁寧に応えてくださり、またそれを真剣に聴く子どもたちの姿に大人も頑張ろうという気持ちにさせられます。
真剣に聞くと、順応力に長けている子どもたちは体がすぐに反応します。
なんでもがすぐにうまくいくわけではないですが、真剣に聞くか、なんとなく聞くかでは上達のスピードが全然違います。
先生がお話しされているのを聞きながら、自分なりに竹刀を振ってみたり、体を動かしてみたりと自分なりに解釈しようと一生懸命考えていると、試合稽古の時などにふと教わったことが出たりします。
そんな真っ直ぐ頑張っている姿を毎週の稽古で見ることができるのは、本当に嬉しいことだと思います。
現在城山剣会は高学年の子が少ないので、先生方が元立ちをしてくださり個々にじっくり教えていただいております。
先生を前にすると、頭でっかちの初心者大人は躊躇して体が動かなかったりするのですが(私だけかもしれませんが・・)子どもたちは教わったことを体に焼き付けるが如く無心にしっかり向かっていきます。
こういう気持ちの面からしても、小さいうちから始めるのはとてもいいことですね。
やる気気合いが充実しているので、新たに剣道をやってみたいという子にもとても良い環境だなと思います。
気合い満点の先輩たちの横で防具をまだつけていない子達が練習していますが、先輩たちの真剣な目や聞く態度を感じながら練習できるのも気持ちを養う上でとても有益なことだと思います。
これからの季節、暑くなってきて剣道の稽古が少し辛いなという日が多くなります。
感染症対策で、マスクやマウスガードを着けながらの稽古で体調を崩さないようにするのは大前提ですが、ちょっと辛いなを乗り越えた先にある成長した自分を描きつつ稽古に励んで欲しいなと思います。
余談ですが、今日先生に膕がダメだねとご指摘をいただきました。
自分でもダメだなとわかっていて稽古をしながら気をつけているつもりでも、癖というのはボロボロ出てきてしまいます。
大人になって初めて剣道に触れたので、変な癖を直そうとすると時間と根気がかかります。
でも子どもたちは先にも書いたように、順応力も高く、うまくなりたいという気持ちが充実していると体がどんどん覚えていきます。
是非とも多くの子どもたちがこの貴重な時期に剣道に触れてもらいたいなと思います。
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